明け方の月(5月7日) [自然]
「一番じゃなきゃだめなんですか?」 思わず、蓮舫さんの言葉を思い出してしまった。
私が見ることができたのは、一日遅れの7日の月。
スーパームーンじゃないのは仕方ないけど、一日遅れただけで、甲斐駒に月が沈んでくれなかったのだ。
年に一回、5月5日の満月のときだけ、真正面の甲斐駒に月が沈む。 その日をいつも待ちわびるのだけれど、いろいろな都合で山梨にいられるわけでなく・・・・いたとしても雨の時も雲に覆われてしまった時もあり・・・・・・ 今年は、お天気も良くってしかも、スーパームーンで、条件は最高だったのだけどね。
だけど、私はこのオレンジ色の月をとっても気にいってる。
かすかに、甲斐駒を入れてみる。
空が白んできた頃、鋸山に月は沈んだ。 忘れられない2012年5月7日の月。
※5日から6日にかけ満月が通常よりも大きくて明るく見える「スーパームーン」と呼ばれる現象が、世界各地で観測された。
月を眺めていたら、ドラム缶に漬物石を落としたような音が響いた。 それはそれは大きな音。 はじめは何の音か分からなかったのだけれど、
オオムラサキでしょう? [田舎暮らし]
昨年の夏のこと。
山梨の家のはす向かいに、枯れすすきの群生した休耕田がある。
そこには、イノシシやら雉やらウサギやらタヌキやら、いろいろな動物が生息しているようだ。
村の人々は平気な顔をして犬の散歩をしているけれど、イノシシの息遣いや、マムシが土手を這い上がる姿を見ているものとしては、棒きれなしでは歩けないところだ。
その荒地の中に、一本のヤナギの木が立っている。これがヤナギなのかといつも思うような木なのだが、村の人たちはこの木を「ヤナギ」と言う。
たかがヤナギの木なのだが、これはとても貴重な木で、毎年夏になると「カブトムシ」やら「クワガタ」やら子供たちが喜びそうな昆虫が群がっているのだ。ヤナギの木なのに・・・・だ。
夏休みになるとどこで嗅ぎつけたのか、朝早くから都会からやってきた子らがこの木から昆虫をいただいていく。地元の子らは、いくらでも自分の家に舞い込んでくるのでわざわざ捕まえに来ることはしない。
さて、子供たちの喧騒も消えた去年の夏の終わりころ、この木をしげしげと眺めていたらチラチラと舞う二羽の蝶をみつけた。
絡みあったり、離れたり、しばらく遊んでいたのだけれどやがてこのヤナギの木で羽を休めた。そうっとそばに近寄ってみた。翅の裏が真っ黄色。しかし、黄蝶にしてはとっても大きいんだ。あわててスマホで撮ったのがこの写真。
何をあわてたかって?
オオムラサキの裏翅は黄色いはずだから。
この蝶がオオムラサキだったら、生まれて初めてお目にかかるのよ。しかも、ヤナギの木にいるなんて。
写真はスマホなんかじゃだめ。あわてて旦那ちゃんを呼んでNikonの一眼デジで撮ってもらったのがこれ。
ちょうど、翅を広げたところをゲット。
翅はかなりくたびれているけれど、「オオムラサキ」ではありませんか?
十数年住んで、初めて出会ったのよ。それも、庭のすぐ先で。
今年もまた会えるのかしら。
会えるよね、私が元気なら。
雨上がりの朝 [田舎暮らし]
昨日、山小屋に出かけました。とっても、とっても久しぶりです。
家から二時間ほど車を走らせて到着。
小雨が降る中、荷物を降ろしながらなにげなく巣箱を見ると、シジュウカラの姿が見えました。
あ~うれしい~♪ 今年もまた、巣を作ったんだね。
こんなに傾いて壊れそうな巣箱なのに・・・・・
雨のあがった今朝、写真を撮ろうと外に出ると、やけに小鳥の鳴き声が騒がしい。
ふと、足元を見ると、
ヒナがかえったみたいです。 雨上がりの濡れた歩道で縮こまっている・・・・
まだ、飛べないみたい。巣箱から落ちちゃったのかな?
そのうち、家の前のそば畑によちよち歩いて消えました。
親鳥は心配そうにあちこち飛び回っています。
お花を撮ろうとカメラを向けると、木の隙間にこんな可愛い顔を見つけました。
先程のヒナとは違う子みたい。 道路に出てきたところで親が餌をあげました。
上手に食べられたみたい。
あ~美味しい~。
そして、また、畑に消えて行きました。
心配そうに見守る親。
まだ、ちゃんと飛べないうちからヒナは巣立つのですか?
餌も親鳥から貰っているというのに・・・・ なんか変。
寒気のするようないやな雰囲気を感じました。
視線を巣箱に移すと・・・・・
自然のイルミ [雑感]
あわただしい毎日で、都会に出かけることもすっかり無くなりました。
どんのくらい、電車に乗ってないかしらん。
先日の皆既日食を楽しみに山小屋に出かけたのですが、大雨で見ることはできませんでした。
それでも、雨上がりの朝には、こんなきれいなイルミを見ることができるから、生きていて良かったと思う12月の一日です。
今年は、正月からリュウマチが発病してどうなることになるかと思ったのですが、歩くことには不自由を感じなくなりました。
手首には、依然痛みがあるので、一眼レフの重いカメラを持つのが苦痛です。
ピントを合わせるにも一苦労なので、写真からもすっかり遠ざかってしまいました。
めずらしく顔を見せた甲斐駒です。
レディも来年の一月で12歳です。
もう少し番犬してね。
皆様にとって、来たる年がよりハッピーな年になりますように。
拙いブログにお越しくださったことに感謝しています。