オオムラサキでしょう? [田舎暮らし]
昨年の夏のこと。
山梨の家のはす向かいに、枯れすすきの群生した休耕田がある。
そこには、イノシシやら雉やらウサギやらタヌキやら、いろいろな動物が生息しているようだ。
村の人々は平気な顔をして犬の散歩をしているけれど、イノシシの息遣いや、マムシが土手を這い上がる姿を見ているものとしては、棒きれなしでは歩けないところだ。
その荒地の中に、一本のヤナギの木が立っている。これがヤナギなのかといつも思うような木なのだが、村の人たちはこの木を「ヤナギ」と言う。
たかがヤナギの木なのだが、これはとても貴重な木で、毎年夏になると「カブトムシ」やら「クワガタ」やら子供たちが喜びそうな昆虫が群がっているのだ。ヤナギの木なのに・・・・だ。
夏休みになるとどこで嗅ぎつけたのか、朝早くから都会からやってきた子らがこの木から昆虫をいただいていく。地元の子らは、いくらでも自分の家に舞い込んでくるのでわざわざ捕まえに来ることはしない。
さて、子供たちの喧騒も消えた去年の夏の終わりころ、この木をしげしげと眺めていたらチラチラと舞う二羽の蝶をみつけた。
絡みあったり、離れたり、しばらく遊んでいたのだけれどやがてこのヤナギの木で羽を休めた。そうっとそばに近寄ってみた。翅の裏が真っ黄色。しかし、黄蝶にしてはとっても大きいんだ。あわててスマホで撮ったのがこの写真。
何をあわてたかって?
オオムラサキの裏翅は黄色いはずだから。
この蝶がオオムラサキだったら、生まれて初めてお目にかかるのよ。しかも、ヤナギの木にいるなんて。
写真はスマホなんかじゃだめ。あわてて旦那ちゃんを呼んでNikonの一眼デジで撮ってもらったのがこれ。
ちょうど、翅を広げたところをゲット。
翅はかなりくたびれているけれど、「オオムラサキ」ではありませんか?
十数年住んで、初めて出会ったのよ。それも、庭のすぐ先で。
今年もまた会えるのかしら。
会えるよね、私が元気なら。
雨上がりの朝 [田舎暮らし]
昨日、山小屋に出かけました。とっても、とっても久しぶりです。
家から二時間ほど車を走らせて到着。
小雨が降る中、荷物を降ろしながらなにげなく巣箱を見ると、シジュウカラの姿が見えました。
あ~うれしい~♪ 今年もまた、巣を作ったんだね。
こんなに傾いて壊れそうな巣箱なのに・・・・・
雨のあがった今朝、写真を撮ろうと外に出ると、やけに小鳥の鳴き声が騒がしい。
ふと、足元を見ると、
ヒナがかえったみたいです。 雨上がりの濡れた歩道で縮こまっている・・・・
まだ、飛べないみたい。巣箱から落ちちゃったのかな?
そのうち、家の前のそば畑によちよち歩いて消えました。
親鳥は心配そうにあちこち飛び回っています。
お花を撮ろうとカメラを向けると、木の隙間にこんな可愛い顔を見つけました。
先程のヒナとは違う子みたい。 道路に出てきたところで親が餌をあげました。
上手に食べられたみたい。
あ~美味しい~。
そして、また、畑に消えて行きました。
心配そうに見守る親。
まだ、ちゃんと飛べないうちからヒナは巣立つのですか?
餌も親鳥から貰っているというのに・・・・ なんか変。
寒気のするようないやな雰囲気を感じました。
視線を巣箱に移すと・・・・・
秋の気配 [田舎暮らし]
珍客来訪 [田舎暮らし]
これだけ更新がおくれると、題をつけるのも一苦労です。
八ヶ岳では、赤岳が6月6日に開山されました。
旦那ちゃんは、山岳会の方たちと開山式に出かけていきました。
さて、こちらは、5月の連休に出かけたお山です。
何というお山でしょう?
ヒント :
頂上で売っているメロンパンは、テレビでも取り上げられるくらい有名です。
飛行機の中から、この山を眺めることができら、それはすごくラッキー。
答え:
富士山
今年も山に月が沈む季節がやってきたのだけれど、チャンスをつかむのは難しい。
5月の連休では、おそかりし。
6月は雨でだめ。
7月は、おぼろ月夜できっとだめ。
6月のある日のこと。
雨の日は誰も、おうちに入りたいもの。
と言うことで、また、またお客様の来訪です。
「ごめんください~。」
水玉模様のお洋服を着た美しい方です。
夕方になると、二名様になりました。
こっそりお外に回って、激写。
何を見ているのかな。
「だから、早く中に入れてくんろ!」
翌日、干していた布団に羽を休めていたルリタテハ。
見かけることはあっても写真に撮ることができたのは、初めてです。
そんなこんなで、相変わらずの生活を送っています。
レディも元気です。
お山の春はこれから。 [田舎暮らし]
4月はともかくあわただしい~。
長くご無沙汰しているあいだに、明日は、もう、5月ですよ。
お山の春はこれからが本番です。
連休が過ぎたら少しずつ復帰できるかな・・・・できるようにがんばるぞ。
復帰しろよ~!
お山の春は、梅も桃も、桜もみんな一緒に花が咲きますよ。
おまけはお誕生日を迎えたkasuminちゃんです。
今度は井戸が・・・・ [田舎暮らし]
先週、めったにならない携帯電話が鳴った。
スキーのために山小屋に泊まっているはずの弟からだった。
暮れに山小屋に泊まっている弟から電話があった時は、
「床暖房が温まらないよ。」
だった・・・・・
床暖房は、ホットカーペットじゃないんだからね。温まるには10時間はかかるのよ。
だから、「早めに出かけてスイッチを入れるんだよ。」って言っておいたのに。
ストーブにガンガン薪をくべて過ごすしかないわね、と言うしかないんだわ。
翌日になったら、真夏のような暑さになったと返事があった。
さて、今度はなんだい?
「水が全く出ないんだけど・・・・」
それは困った。
飲み水はなんとかなる。お風呂も温泉に行けばよい。しかし、トイレはどうする?
あわてて、井戸のメンテを頼んでいるところに電話したら、電話が接続不能になっていた。
そういえば、9月の管理代金の請求がなかったような気がするし・・・・メンテの報告もちっともご無沙汰だったな。
メンテをしてくれているおじさんはちょっと怪しげな人なんだ。
体調が悪いとは言っていたけどね、もしかしたら、夜逃げをしたのかもしれない。
「今日は早く寝て明日帰るよ。」と弟が言うので、翌日、山小屋の管理会社に井戸を見てもらった。
ポンプの呼び水が空っぽだったので、水を吸い上げてなかったようだ。
とりあえず、呼び水を入れて井戸の水を放流させておくということだった。
夕方、てっきり帰ったとばかり思っていた弟から電話があった。「水を出したらドロドロと真っ黒い汚い水が出てきた。」というので、「一日流しておいてね。」と言うと、
「もう帰るから無理~。」
あ~あ、汚い水が床の中で滞るじゃないか。無責任な奴め。
春休みは歯医者通い、エレクトーンのお稽古と忙しいのに、山小屋の様子を見に出掛けなくてはならなくってしまった。
長坂からの富士山。
夕方、めずらしくきれいな富士山がみえた。
タムロンレンズは、広角で撮れるのでいいな。
上の方に見えるのは雨雲。
翌日は氷点下まで下がり、アルプスは頂きをまた白く染めていた。
いつもは、こんな風にズームで撮るのだが。
広角レンズで撮ると、北岳まで入るんだーーー!
いいなぁ、タムロンは。
味とボリュームは悪くないが・・・・ [田舎暮らし]
週末の天気が悪いというのは本当にがっかりだ。
そうでなくても春がくるまで、茶色の世界一辺倒なのに。
レディはヒート中。
そうでなくてもだるいのに、ソファからずり落ちそうだって、動くのもだるい。
そんなわけで、レディがお留守番だったので気になるお店でランチをしてきた。
以前は、ハンバーグの専門店だったのだが、家の作りはそのままでイタリアンレストランになった。
お店の名前は、忘れた。
いいんだ。きっと、もう行くことはないだろうから。
ランチ1500円。
前菜(二種類からチョイス)
パン
スパゲッティ(4種類からチョイス)
デザート
味は、まぁまぁ。
ボリュームも悪くない。
お客は、10人くらいの団体と、私と旦那ちゃんだけだった。
しかし、隣で宴会をしていた団体のなんて五月蠅いこと!
昼間から酒を飲むなとは言わないが、大声で笑う、話す、怒鳴る、囃したてる。
ここが飲み屋なら、多少のうるささも諦めがつく。
しかし、ここは、ひっそり森の中で静かにお食事をするところなのだろ?
お店の人になんとかならないのかと、再三お願いしたけれど、「すみません。」と謝るばかりで、注意する気配は全くなし。
デザートなんて、もう、味がわからないくらい帰りたかったよ。
満席でも20人くらいのお店なんだもの、賑やかになりそうなときは、「貸切」ってことにして欲しいな、と思っていたら、後から来たお客さんは断っていたようだ。
もう二度と行くことはないだろうなぁ、と思ったのだった。
庭にふきのとうの芽ががいっぱい出てきた。
雨の後だったので、土がはねていたけれど、若い芽をいくつか摘んだ。
きどって、自分が描いたお皿に盛ってみた。
おうちでてんぷら。
やっぱり、これが一番かもね。
今度は、あたいも連れて行ってよ。
床暖房が使えない! [田舎暮らし]
正月以来山小屋に行ってないので、久しぶりに温泉に浸かろうと旦那ちゃんと出かけてみた。
天気はよくないが、この時期なのに外気温は19度もあり、びっくりだ。
部屋の中は、相変わらずのカメムシだらけ。
室温は6度。外よりずーーーっと寒い。
「寒いよ~」と、床暖房のスイッチを入れてみたが「点検」マークがついて使えない。
スイッチは、切っておいたのに点検マークがつくなんておかしいぞ。
メーカーさんに電話をしたり、工務店さんに来てもらったり、いろいろやりとりをしたところ、「室外機のパネルを外してみてください。』と言われたので、早速、工務店さんと旦那ちゃんがパネルを外してみた。
あらまぁ、びっくり。
断熱材には、黄色のシミがついておる。
さらに・・・・・
給油口のパネルを開けてみると、
どうも、外から小動物が入り込んでいい気分でいたらしい。
室外機は、床暖房を入れると100度くらいになるっていうから、その余熱で寒さをしのいでいたのかね。
室外機の底に直径2センチくらいの穴があったので、そこから入ってきたようだ。
メーカーさんが配線と管をつないでやっと室外機が動くようになったけど、本当にびっくりしたわ。
ドングリを食べるなんて、犯人は野ネズミか?
田舎暮らしは、いろいろハプニングが起こるな。
ちぢみホウレンソウ [田舎暮らし]
買い物から帰ったら、テラスに長老様からのお届物があった。
いつも、ありがとうございます。
ちぢみホウレンソウ
ハウスものと違って、寒い路地で育ったホウレンソウはとっても、とっても甘いのだ。
一番甘いのは赤みのある根っこと茎。
肉厚の葉も、噛み具合がすごくいい。
長老夫人に言わせると、沸騰したお湯に5分くらいつけて茹でるのがいいそうだ。
これを食べたら、やわなハウスものなんて食べられなくなるほどよ。
早速、キノコのスパゲッティに入れてみた。
唐辛子の辛さと、タコの出汁がぴったり。
ほんのり幸せ気分だ。
それと、たっぷり茹でてコーンと一緒にバターで炒めて食べてみる。
コーンの甘さに負けないくらい主張するちぢみホウレンソウだよ。
レディちゃんも、「あたいにもおすそ分けちょうだいな。」ですって。
無理、むり~。